ライブ配信のマイク、種類がありすぎてどれを選べばいいかわかりません!
マイクにも種類があるからね!配信内容にフィットしたマイクの選び方を教えるよ!
ライブ配信で使うマイクは、見た目にも映えるのを選びたいですよね。ですが、マイクにも種類があり、用途によって選択肢も変わってきます。
こちらの記事では、ライバーがマイクをどう選べばいいのか、マイクの種類やマイクと合わせて準備する機材まで、詳しく解説します。
マイクの種類となると専門的な内容になってしまいがちですが、初心者の方にもわかりやすく解説するので、マイク導入の参考にしてください。
配信用マイクの選び方|大きくわけて種類は2つ!
ライバーがライブ配信用にマイクを選ぶとすれば、
- ダイナミックマイク
- コンデンサーマイク
このいずれかの選択肢があります。
この2種類のマイクがそれぞれどんなマイクなのか、大まかに比較してみました。
マイクの種類 | 用途 | 耐久性など | 電源 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ダイナミックマイク | 大音量向き | 耐久性あり | 不要 | 比較的高い |
コンデンサーマイク | 繊細な音も拾う | 湿気・振動に弱い | ファントム電源 | 比較的安い |
ここからさらに、2つのマイクの特徴を詳しく解説します。
ダイナミックマイク
ダイナミックマイクは、歌手がテレビで歌うときのほか、カラオケでもよく見かけますよね。耐久性があります。
カラオケのマイクですね!あれならよく使ってます!
マイクに近い音をキャッチして、電気信号に変換してくれるのがダイナミックマイクです。
近くの音を拾うのは得意ですが、繊細な音を拾うのは得意ではありません。そのためダイナミックマイクは、すぐ近くで音を発する配信や撮影で使用されることが多いのです。
音から発生した振動で、マイク内部のコイルが動いて誘導電流が発生する仕組みになっているので、電源は不要です。
Amazonなどで人気があるダイナミックマイクの価格は、10,000円~20,000円弱のものが多く見られます。
コンデンサーマイク
コンデンサーマイクは、ラジオの収録やレコーディングでよく使用されています。
歌手のレコーディングとかで見たことあります!プロの機材!って感じがしますね!
コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクと比べて、より繊細な音もキャッチしてくれるマイクです。湿気や振動に弱いという弱点があります。
仕組みは少々わかりづらいですが、コンデンサーマイクを使用する際は、この電圧の変化を起こすための「電源」が必要になります。
電源といっても、一般的な電源とは異なる「ファンタム電源」が必須。ファンタム電源について詳しくは後述しますが、いますぐ見たい方は以下のリンクからジャンプしてください。
Amazonなどで一般的に入手できるコンデンサーマイクの価格は10,000円~30,000円前後で、ダイナミックマイクと比較すると高価なマイクになります。
ライブ配信にピッタリのマイクは何?指向性も考えよう!
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いを見てきましたが、マイクには音を集める方向を示す「指向性」があり、選び方で音も違ってきます。
指向性?初めて聞きました!
わかりやすくいえば「どの方向から音をキャッチするか」ってことだね!
マイクの指向性とその種類
マイクの指向性には、
- 全指向性
- 単一指向性
- 双指向性
などいくつかのタイプがあります。
ライブ配信におすすめなのは単一指向性のマイク
ライバーが自宅からライブ配信を行う場合、通常は防音装備などがない状態ですよね。つまり、日常の生活音など、雑音が入りやすい状況での配信になるわけです。
雑音が発生しやすい環境で全指向性のマイクを使用すれば、ライバーの声だけでなく、あらゆる雑音も拾ってしまうことになります。
そのため、ライバーが自宅で使うマイクを選ぶ際は単一指向性のマイクがおすすめです。そうすればライバーの声をピンポイントで集音してくれます。
配信用マイクのおすすめはコレ!
ライバーが自宅でライブ配信を行う際は、単一指向性のマイクがおすすめとお伝えしましたが、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクはどちらがいいのでしょうか。
ライブ配信におすすめのマイクを紹介していきます。
ライバーの配信スタイルに合わせて選ぶのが◎
ライバーの配信スタイルや配信の内容によって、マイク選びの正解は異なります。
例えば歌の配信の場合、ダイナミックマイクなら、より迫力のある歌を届けることができるでしょう。大音量の歌声も、キレイな音で配信できます。
ですが、ライブ配信ではリアクションなどで体を動かすことも多く、その際はマイクから離れますよね。
実際にライブ配信ではコンデンサーマイクを利用しているライバーが多いので、検討の際はほかのライブ配信で、使用しているマイクと音の様子もチェックしてみるといいですね。
配信に入って、どんなマイクを使っているか質問してみるのもおすすめ!
ライバーにおすすめのマイク5選
ここでは、ライバーに人気のおすすめマイクを紹介するので参考にしてみましょう。
HyperX SoloCast HMIS1X-XX(4P5P8AA)
種類 | コンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド(単一指向性) |
コネクタタイプ | USB端子 |
接続方式 | USB |
サイズ | 17.4✕9.7✕7.8cm |
重量 | 261g |
HyperX SoloCast HMIS1X-XX(4P5P8AA)は、フレキシブルに調整できるスタンド付きのコンデンサーマイク。USB接続となっています。Amazonでの評価も4.5と非常に高く、ベストセラーとなっている人気のマイクです。
音質がよく、ノイズが入りにくいマイクなので、初心者さんにもうってつけ。マイク選びに迷った際には、こちらを購入しておけば間違いありません。
HyperX QuadCast HX-MICQC-BK(4P5P6AA)
種類 | コンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド(単一指向性)、無指向(全方向性)、双方向、ステレオ |
コネクタタイプ | USB端子 |
接続方式 | USB |
サイズ | 12.83✕10.16✕24.89cm |
重量 | 725.75g |
HyperX QuadCast HX-MICQC-BKは、4つの指向性に対応しているので場面によって使い分けが可能。内蔵ポップフィルターで、気になるノイズも抑えられます。
マイクの上部をタップすることでワンタッチでミュートにできる機能が備わっているところも便利なポイント。見た目がカッコイイところも魅力の1つです。
ロジクール G Blue Yeti X BM600X
種類 | コンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド(単一指向性)、無指向(全方向性)、双方向、ステレオ |
コネクタタイプ | 3.5mm端子, USB端子 |
接続方式 | USB |
サイズ | 12.2✕11✕28.9cm |
重量 | 1.28kg |
ロジクール G Blue Yeti Xは、おしゃれなビジュアルでも人気のBlueのゲーミングマイク。プロレベルの音を再現してくれます。
スタンドの左右のつまみを取り外すことでマイクとスタンドを分離して利用することもできるため、動きのあるカラオケ配信でも活躍するでしょう。
オーディオテクニカ AT2020
種類 | コンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
コネクタタイプ | XLR端子 |
接続方式 | XLR |
重量 | 345g |
オーディオテクニカ AT2020は、ライバーの定番ともいえるコンデンサーマイク。出荷台数が100万台を超える人気のシリーズで、コスパに定評があるマイクとなっています。
専用スタンドマウントやマイクポーチが付属しているところも嬉しいポイントのひとつ。XLR接続ですので、ファンタム電源が必要です。
SHURE MV7X-J
種類 | ダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性 |
接続方式 | XLR |
サイズ | L153.6mm x φ66.5mm |
重量 | 550g |
SHURE MV7X-Jは、歌ってみた配信などにおすすめのダイナミックマイク。本体重量が重めなのでマイクアームの調整は必要になりますが、クリアな音質で十分すぎる性能となっています。
USB接続をしたい人は、価格が数千円上がってしまうものの、USB/XLR接続が可能なMV7-K-Jも販売されています。
もちろん音響ミキサーなどによる違いもありますが、マイクが変われば配信での音も大きく変わります。
スマホだけでもライブ配信はできますが、音にこだわるならマイクも導入して、クオリティをアップさせていきましょう。
ライバー事務所にも機材が揃っているから、実際に配信でいくつか使わせてもらってから選ぶのもいいよね!
コンデンサーマイクに必要な4つの機材
ダイナミックマイクは、耐久性があり、電源も不要なので、誰でも簡単に使用できます。一方、コンデンサーマイクを利用する場合は、以下の4つの機材が必要です。
- マイクスタンド
- ポップガード
- ファンタム電源
- ケーブル
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マイクスタンド
マイクスタンドは、ダイナミックマイクでも必要ですが、特にコンデンサーマイクは振動に弱いので安定性を確保できるマイクスタンドは必ず準備しておきましょう。
マイクスタンドは、
- スタンド型
- アーム型
- 卓上型
など種類がありますので、配信環境や、配信スタイルに合ったタイプを選ぶことが重要です。
マイクが画面上に映るなら、スタンドの見た目も重視したいですよね。
マイクスタンドにはポップガードとセットのものもあるよ!
ポップガード
歌手のレコーディング風景などでよく見かけますが、マイクの前に丸い網のようなものがありますよね。あれがポップガードです。
Amazonの売れ筋として、以下のような丸形のポップガードがあります。
ポップガードは、ナイロン製と金属製のものがあり、
- リップノイズ(声を発する際に口から発生する雑音)
- ポップノイズ(声を発する際に吐く息で発生する雑音)
などのノイズを抑える用途で使われます。
ポップガードを取り付けると、湿気に弱いコンデンサーマイクの故障防止にもなりますし、見た目にも、プロ感を演出できますね。
丸形のポップガードが一般的ですが、ウィンドスクリーンシェルターという以下のようなタイプのポップガードも人気があります。
ファンタム電源
ファンタム電源は、コンデンサーマイクに必須の電源です。ミキサーやオーディオインターフェースにも、ファンタム電源を供給できるものがあります。
例えばライバーにも人気のこちらのミキサー「AG03」には、ファンタム電源の供給機能が付いていますので、別途独立型のファンタム電源を購入しなくても、コンデンサーマイクを接続できます。
うわ!なんか難しそうな機械ですね!
オーディオインターフェース機能付きのミキサーがあれば、音質や音量の調製、エフェクト、エコーなども自由自在だよ!
ただし、ミキサーによっては、ファンタム電源の供給機能がないものもありますし、機能があっても容量不足で対応しきれないケースもあります。
その場合は、独立型のファンタム電源を準備しましょう。独立型のファンタム電源を購入する際は、48V電源のものを選べばOKです。
独立型のファンタム電源は、2,000円~6,000円ほどの価格帯で購入できます。
ケーブル
コンデンサーマイクに電源を供給するためのケーブルも必要です。
ファンタム電源用のケーブルがあります。基本的にマイクに付属してくるので、それを使用すれば問題ありません。
配信用マイクのおすすめまとめ
- マイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクがある
- マイクを選ぶ際は指向性もチェック
- ライバーの配信スタイルによってマイク選びも変わる
- 基本的には単一指向性のコンデンサーマイクが鉄板
- マイクスタンドやポップガード、ミキサーも揃えておくと◎
ライブ配信用のマイクは、マイクの種類を大まかにでも知ったうえで、自分の配信スタイルに合ったもの選びましょう。
配信スタイルによってベストな選択肢は異なりますが、ライバーに人気があるのはコンデンサーマイクです。
コンデンサーマイクを利用する際は、ファンタム電源が必須となってくるので、予算的な面も含めて検討することをおすすめします。
配信の機器選びは結構難しいんだよね!ライバー事務所に相談してくれたら、最適な機材のアドバイスはもちろん、ライブ配信のサポートもするよ!
ライアバーに定番のおすすめマイク
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